植物栽培記録用のブログですが、記録に残したいので。
ハエトリグモとの日常を。
植物まみれの部屋に住んでいるからか、昔からハエトリグモが住み着いています。
ペットを飼っていないので、もはやペットのように同居人のように接しています。
うちにいるのはアダンソンハエトリです。
一年中部屋の中に居て、おそらくこの部屋で世代交代していると思われます。
1ミリくらいの子グモから立派な大人まで色々で、多くて3、4匹が徘徊しています。
ちなみに皆んなメス。
ハエトリグモが居たら
「ちょっと待ってて」
と声をかけて家中の網戸をチェックして、ユスリカなどの羽虫をプリンカップで捕まえてピンセットであげています。
手渡しするようにそっと受け取ってくれる姿が可愛くて可愛くて!
↑これはあげたハエを掴んでいるところ
洗い立ての洗濯物の上で。
さてそして
去年の秋から我が家は面白い状況になっています。
去年の終わりに、窓辺に片側の足が二本しかない子ハエトリグモが居ることに気付きました。
何日か姿を見ていたのですが、だんだん元気がなくなっているように見えました。
今から冬が来て餌もなくなるし、このままでは死んでしまうと思いケースに入れて育てることに決めました。
脱皮をして足が生え揃ったら
また部屋に離そうと思っていました。
冬の間、1日数回網戸チェックをしてユスリカやカゲロウをあげ続けていたら…
ある日、餌を食べなくなり糸の家に籠りました。
脱皮をするんだと見守っていたのですが、何と一ヵ月以上そのままでした!
新しく足を生やすのに時間がかかっているのか…
脱皮出来ずこのまま死んでしまうのか…
など色々考えつつ見守る日々が続きました。
2月の終わり
だいぶ暖かくなってきたある日
ふと見ると何やら黒いものが動いている…!
叫び散らして見ると、
足が8本生え揃った立派なハエトリグモが!!
長い長い脱皮を無事終えてくれました!
もう感動なんてもんじゃなかったです。
↑その時の写真
ハエトリグモの脱皮って本来どのくらいで終わるものなのか。
一ヵ月以上なんて有り得るのかわかりませんが、ありえました。
脱皮前後は餌を食べないとどこかで読みましたが、うちのこれは脱皮直後もりもり食べました。
だってそんなに長い間絶食なんて…泣
(人と違うと分かっていても)
今は3月中旬
足が生え揃ったこいつは、毎日もりもり餌を食べ元気に生きています。
そしてなんと昨日…
また糸の家に籠りました…泣泣
え…また脱皮ですか…?どういう事だ…
ちなみに我が家のハエトリグモの部屋
キムチの空き容器にオーガンジーを張った刺繍枠で蓋をしています。
(私は普段オーガンジーに刺繍をしている刺繍作家です。)
コットンを入れた小さな容器を常に湿らせています。
今の状況。
いつも一枚だけ部屋のベンジャミンの枯葉を入れています。
この枯葉にこんなふうに巣を作ります。
また…脱皮ですか…
まだ起きて半月しか経ってないのに…
ハエトリグモの知識があるわけでないので、脱皮の頻度などわかりませんが、何となく栄養が摂れたら「よし、脱皮!脱皮!」といわんばかりにしてしまう。
みたいなことかなと勝手に思っています。
一週間ほど前
この子にこの子より大きなハエをあげました。
森で採ってきたいきのいい奴です。
こんな大きなハエ大丈夫かと不安でしたが、入れた瞬間飛びついて仕留めていました。
あれはかなりの栄養になったのでは…と。
とりあえず、また見守る日々が始まりました。
今回は何日で出てきてくれることやら
余談、2本足だった時の脱皮の殻は大切に保管しています。↑
(写真だと見えませんが、糸の中に殻があります)
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執筆者 pakipon(アイリーン)
Instagram→@leensforest
森を歩きながら植物を育てて
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