風は冷たいけど、日光は暑く感じるようになりました。
春が近づいています。
今日は、雪割草のはなし。
私が雪割草を好きになったのは20歳と少しの頃。
同じ絵描きの知り合いが好きと言ったのを聞いた時でした。
調べると、儚すぎる事にまず驚いたものの、信じられないくらい綺麗な花ですぐさま好きになりました。
それからしばらくして、一人暮らしのベランダで栽培してみましたが秒で枯らしてしまいました!
こりゃ私には無理だ。
なんて当時は思いました。
それからずいぶん経ち、身の回りの環境も変わって、思う存分植物に手をかけられる今なら!…と、今住んでいる家に越してきてから再トライ。
結果は、
大成功しています!
東京(正確には、都内に近い関東)のアパートのベランダでも雪割草は育てられます!
しかも、さほど手入れはしなくてもです!
もし雪割草が好きだけどアパートだし…ベランダしかないし…手入れが出来ないし分からないし…って方居たら、私の育て方を真似ればたぶん大丈夫です。
若かりし頃、同じ条件で枯らせた一番の理由は、私が思うに水切れと真夏の暑さでした。
それを解決すべく考えた結論は…
他の植物を頼ろう!
です。
どういう事かというと、簡単に言ってしまえば【他の植物の根元に植える】という事です。
野生の状態に近づけてみる。
そうすれば、手入れもいらないのでは…というザッパな考え笑
結果、大成功しているのです。
じゃあ、何の根元に植えよう。
と考えた時、ふと頭に浮かんだのはクリスマスローズ。
強くて春先に花が咲く。
葉が常にある。
なんだか雪割草と相性よく感じました。
はいドン。
パッと見はクリスマスローズとヒューケラの寄せ植え。
でも実は…
2種類が植っていない箇所には雪割草が!
ちなみにこの鉢、とても大きいです。
大人の男性がやっと抱えられるくらい。
クリスマスローズもヒューケラも多年草で、植えてから一度も葉を切らしていません。
これらの葉が丁度良く雪割草に陽を当ててくれています。
水切れの心配もなし。
他の二種に水を上げてさえいれば、自然と雪割草にも行き渡ります。
置いている場所は、なんと南向きのベランダ。
ですが、ベランダの柵に沿わせているので、直射日光は少なめ。
夏は黒の遮光ネットを一枚かけています。
この管理だけで、雪割草が元気に育っているんです。(…元気どころか、こぼれ種で増えてまでいます。)
今、花芽が出てこようとしているところ。
後数日で咲くでしょう。
さて、これと別の鉢。
実は隣にも雪割草と他の植物の寄せ植えがあります。
そっちは…
和風。あせびです。
隣とは全くテイストが違うし、鉢も小さい。
でも、これもまた大成功しています…!
こんな感じで、あせびの葉がいい感じに光を落としてくれます。
根元。こんな感じ。
こっちの雪割草は、2月頭から咲き出していて未だ開花を繰り返しています。
蕾すら可愛い
素敵。
綺麗な濃いブルーパープルの花です。
この株は、私が雪割草の中で一番好きな【碧空】という品種と別品種の混ざり物です。
千重咲きも大好きだけど、まだ購入未定。
どの角度から見ても綺麗
薄暗い中だと尚綺麗
すぐに散ってしまうし、春先にしか咲かないし。
そんな所がとっても、とっても愛おしい。
クリスマスローズ鉢の雪割草が咲いたら、また写真を載せようと思います。
ここまで雑に、手をかけず、しかも東京のアパートのベランダという酷な環境で雪割草を育てている方には会った事がないので、誰かの参考になればいいなと思います。